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なぜ旬にこだわるのでしょう? それは、2つの良いことがあるからです。 |
私事で恐縮ですが、幼い頃は野菜が嫌いでした。ねぎ、かぼちゃ、ナス、セロリ、アスパラガス・・・。偏食気味の私を、父は食材の旨みを最大限に引き出す調理法で、ニクイ一言を添えて料理してくれました。「これが食べられなかったら一生これは食べなくていいぞ。」子供心に喜びました。敵は大嫌いなナス。それをシンプルに油で炒めて生姜と醤油で味付けしたものでした。結果・・・今では大好物です。心から美味しいと思いました。 |
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私がダシの味付けを任された頃、とても驚いたことがあります。それは「塩の個性」。同じように取ったダシでも、塩の種類を変えることによって味の輪郭や深みなどがまるで違ってくるのです。そのことに興味を持った私は国産の塩では飽き足らず、海外の塩も試してみました。これが非常に面白くて気付けば調理場は世界中の塩であふれかえっていました。完全に趣味の世界です。 ある日、ふと思いました。「個性の違う塩をブレンドしたらどうなるのだろう?」ハマりました。実験、もとい研究は更に続きます。「塩自体に旨みを含ませたら面白いかも」・・・もう、病気です。試行錯誤を重ね、ようやっと自分好みの塩ができました。国産のミネラルたっぷりの塩3種をブレンドしバランスを整え、贅沢に取った3種のダシをふんだんに加えて煮詰め、一日がかりで煎りあげました。…旨い。特に野菜のえぐみを消し、旨みを引き出してくれるのです。 当店の看板メニュー「旬菜蒸し」は旬の美味しい野菜をかわいらしいセイロに盛り付け、特殊な調理器具で蒸しあげた人気の一品です。添えてあるのはもちろん、そのお塩です。 どうぞ、季節の恵みを、美味しさをご賞味ください。 |
![旬菜工房一福[赤坂の老舗で旬の季節料理をお召し上がりください。皿うどん、ちゃんぽんなど、お手ごろランチもございます。]](../common_img/common_tit01.jpg)




















